人生、義理と人情に勝るものなし

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人生、義理と人情に勝るものなし

  • 著者名:童門冬二
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • PHP研究所(2013/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569625959
  • NDC分類:914.6

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内容説明

消えてしまった風景、父母への想い、特攻隊員として死を覚悟していた日々……。さらに現在の日々のふれあいの中で出会った人々、町、映画……。そして、それらの中から浮かび上がってくる生きていくための智恵。「昔の隅田川はとてもきれいでね、岸からちょっとのぞくと、水の中に生えた蘆の根っこの所をワタリガニがノソノソ歩いていたものだ。水底から砂がパッ、パッと上がる。カレイが横たわったまま呼吸をしているんだな。……おれがそば屋でライスカレーを食うに拘るのは、昔の良かった隅田川の光景が、ありありと頭の中に浮かんでくるのさ。そしてもっと大事なのはな、妙な話だが、こうやっているとな、その頃の隅田川の風景がまだどこかに残っているような気がするのさ……」。時代がどんなに変わっても、きっとどこかでつながっている。わかりあえるさ、日本人だから、な。人生の愉しみや人生の渋味が、心にあふれだしてくる、珠玉の随筆集である。

目次

ちょっとつらかった昔(夢幻の宿 親代わりだった映画 瞼の中の映像美 ほか)
生きる工夫・チエと努力(歴史に同じ年齢の人物を探す 出さない手紙を書きつづける “壁”に挑む ほか)
酒・食・旅(そば屋のライスカレー 行ってみたい場所、ブリガドーン 心ゆたかになるとき ほか)