内容説明
貧しい馬丁の少年だったスークは、憧れの『鋼馬(ドルー)』を手に入れることで、数奇な運命の扉を開けた。旅の途中で出会った義賊団の女首領エルロラを助けたことで帝都ブハラから追われる立場となってしまったスークは、逃亡先の小さな漁村で海賊たちに搾取される漁師(カウイーク)たちのため、馬商ベーメの協力で『正騎士団(アスラ・ドルクト)』を結成する。それは、スークを新たな陰謀の渦にまきこんでいくのであった。待望のヒロイックファンタジー第二巻!※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
1
流れ流れてスークは“王”になります。 初めは虐げられた民の為、という大義名分がありましたがどんどん情況に流されて、ちゃっかり、なんていうと語弊がありますがお姫様を娶って王様です。 お姫様は高慢なあばずれだし、仲間はどんどん入れ替わっていくしヒロイックファンタジーとしては大作過ぎるような気がするのはまだ全5巻中の第2巻とわかっているからかな。 主人公スークの流されっぷりに心引かれますよね。本来ならもっとギラギラとした野望の人でないと王にまでなれないと思うんですが、そこを気持ちよく話を読ませてくれます。2008/08/16
ちぬ
1
速い強い格好良い。一介の馬丁に過ぎなかったスークの成長っぷりも然ることながら、素晴らしいご都合主義の王道ファンタジィ。やっぱり王道はこうでないと。中途半端なものよりこのくらいが気持ち良い。2010/12/08
フタ
0
完結してるらしいけど、続き見つからないなー2011/09/10