- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
議論とは言葉のぶつかり合いである。
国家間の戦争からビジネス、夫婦の諍いまで、全ては言葉の戦いといえる。
では、議論で相手をねじ伏せれば良いのか。
そうではない。
勝ち負けよりも大切な「議論の作法」があるのだ。
本書では、議論や論争のあり方を、哲人たちや政治闘争史から学ぼうとする。
ソクラテスの雄弁術、マルクス主義の失敗、さらには、田中康夫知事や小泉首相の議論術、等々…。
生きた歴史の中に、単なるノウハウを超えた人間通の智恵が発見できる。
賢い大人の知の流儀。
国家の争いからビジネスの競争まで、言葉の戦いに勝たなければ生き残れない。思想史を振り返り、人間にとって必要な議論の作法を開陳。
●序章 人はなぜ議論しなければならないのか
●第1章 議論にのぞむための人間学
●第2章 政治とは議論だ――雄弁術はなぜ有効か
●第3章 大人のための論争作法
●第4章 いかに論争に勝つか――マルクス主義はなぜ議論に強かったのか
目次
序章 人はなぜ議論しなければならないのか
第1章 議論にのぞむための人間学(人間の欲望とはどういうものか;欲望にブレーキをかけるのも言葉である ほか)
第2章 政治とは議論だ―雄弁術はなぜ有効か(人間の最強の武器は言葉だ;政治家になる必須技術は雄弁術であった ほか)
第3章 大人のための論争作法(論争に勝たない工夫ができて、人間は一人前である;あらゆる論争は不快である ほか)
第4章 いかに論争に勝つか―マルクス主義はなぜ議論に強かったのか(マルクス主義は全能である;革命理論なくして革命実践なし ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
廃
1
著者が揺れてる印象あり議論で勝って何かに負けた実体験があるのかもしれない。本書で言う議論はソクラテス的な真理を求める議論ではなくソフィスト的な実践の議論である。ソクラテスもソフィストだとして整合させるのは違和感がある。 言葉と欲望や民主制の正しさの説明が最も参考になった。議論は言葉のもつ容赦ない力が暴走する危険があるのだ。それをコントロールできるものでなければ議論に参加すべきでない。資本主義の暴走の危険を理解しコントロールできる者でなければ権力を持つべきではないように、というところが本旨であろうか 2015/08/07
kkpapa
0
【図書館本】2017/12/05
Y.T.
0
大学にいる革マル派がどうして議論好きで、相手の意見を認めないかがなんとなく理解できる。2015/02/10
タロウ
0
タイトルのイメージから、ビジネスに役立つ議論のスキルやテクニックが紹介されたものと想像していたが違った。歴史や哲学から、議論とは何か、いかにして論争に勝つか、といったことを紐解いていく。よって歴史や哲学についての最低限の知識がないとついていけない。私には残念ながらそれがなく、率直に難しかった。おそらく本書の内容の半分も理解出来ていない。いつか本書の内容がきちんと理解出来る日がくるのだろうか。2014/08/05
mimi
0
議論について、重要なことを示すために、明治期の伊藤博文のエピソードなどを引いて説明している。2010/10/05
-
- 電子書籍
- 伯爵令嬢と騎士公爵のおかしな関係 TH…
-
- 電子書籍
- 暴君皇帝の初恋【タテヨミ】第45話 p…
-
- 電子書籍
- バルタルディの女【分冊】 5巻 ハーレ…
-
- 電子書籍
- サスペンス&サイコ・スリラーcomic…
-
- 電子書籍
- クックドッポ(4) 少年サンデーコミッ…