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内容説明
ノンキャリア刑事として、31年間見つめつづけた、警察の素顔。点数ノルマ、過酷な労働条件、不当な評価システム、身内のかばいあい・・・虚無的、閉鎖的状況で、次第に警察官達の志が腐敗してを行く様をドキュメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
27
警察官が功名心や向上心を持つことは大切なことだ。努力をして、様々な経験を積んでいくと、仕事に張り合いが出るし、勉強をして、工夫を凝らして仕事に取り組むと、どんどん実力がついていく。実力に応じて巡査から巡査部長に昇任し、さらに警部補、警部、警視という具合に階級を昇っていくのが、ノンキャリアの出世の道筋です。 警察学校では、学科や柔道・剣道などの武道だけではない。一年足らずの学校生活の中で、刷り込まれるように身体に染み込み、知らず知らずのうちに強烈に意識するようになるのは、警察組織の「ピラミッド構造」だ。2019/11/23
もりやまたけよし
2
タイトル通りで、読みやすく、過剰に入れ込むことも無く、警察官の現場を感じる事が出来た。テレビドラマで時々見ることが、現実にもあるんだというのは、若干引いたけど、人間の組織だから普通カナ。2015/09/15
アカツキ
1
著者は元警視庁警部補のノンキャリア組。公安、警邏、交通、留置などを務めて途中退職。学生運動から暴走族最盛期の時代特有の和やかな話は楽しいけれど、警察組織の闇も…。カメラに散髪にどこにでも向上心が顔を出す、職人気質の著者が素敵だった。2016/06/10
桜花
1
著者の警察官時代の話が書かれています。 とにもかくにも上下関係がものを言う組織で面倒だな~と思いました。 それに警察にノルマというのも似合わない気がします。 それにしても元警察官からもディスられる神奈川県警察ェ・・・。2018/03/22
げんさん
1
元警官による警察官の記録。あまり大きな事件の記録はないものの、現場の苦労などがわかる。やや古いか