内容説明
母さんは捨て子の僕を扱うことに慣れている……。まったく新しい家族のあり方を軽やかに描き、著者の鮮烈なデ ビューを印象づけた受賞作は、書き下ろし作品「7s blood」を加えて『卵の緒』として2002年11月単行本化(マガジンハウス刊)。「7s blood」はテレビドラマ化もされ、受賞後に発表した2作目『図書館の神様』も話題となる。表題作「卵の緒」は、2012年1月に電子書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
碓氷
109
(フォロワーさんからの紹介)胸がほっこりする綺麗なお話でした。読み手側の心を静かに揺り動かす力がこの小説にはあると思います。 卵の緒…育生のお母さんが育生のことを愛しているのが言葉尻からひしひしと伝わってきて泣きたくなりました。「大切なものは掴みどころがなくてとても確かなもの。」 7'sblood…七子と七生が夜道を歩くシーンがすきです。言葉にしなくてもお互いに感情が伝わるって、すごく素敵2014/10/21
♪みどりpiyopiyo♪
101
家族のお話2篇。ちょっと泣いてしまったー。素敵なお話でした。読後は幸せな気持ち。■家族のかたちとか、繋がりとか。幸せとか。出てくる人みんな優しくて愛おしかったです。みんないい子♡ ■2つのお話の、繋がってないのに繋がってる感じも心地よかったです。季節とか光とか時間とかそよぎとか。■「それはもっと、掴みどころがなくてとても確かなもの。だいたい大切なものはみんなそうだ」■あとがきもとてもよかった。瀬尾まいこさん 大好きになりました。みんな幸せになってほしいです。2016/05/30
takaC
90
育生の話も良いけど、七子と七生の話がもっと好き。2012/05/09
けんとまん1007
87
瀬尾さんの温もりが伝わってくる。家族って何だろう?いろいろな形があっていいのだとも思う。それは、当人同士の思いが一番大切。相手を思う気持ちがあればこそ。不器用で、表現のしかたが拙いかもしれないが、やはり、伝わるのだと思う。2022/06/15
kyon
77
優しくあたたかい気持ちになれる本です。どちらのお話しも男の子の健気な様子を表現するのが上手いな〜と思いました。身近に男の子がいるのかな?って思ったら、瀬尾さん、中学教師なのね。納得です。あたたかい気持ちにもっとなりたいので、また瀬尾まいこ作品借りてきます。2016/06/25
-
- 電子書籍
- 時空旅行者の砂時計 創元推理文庫
-
- 和書
- 国を越えてアジアの芸術
-
- 電子書籍
- 愛犬の友2019年7月号
-
- 電子書籍
- わたしのイクメンブログ【分冊版】2
-
- 電子書籍
- 山と溪谷 2014年5月号 山と溪谷社