内容説明
時は前漢時代。漢帝国の武官、陳湯は任務のさなかにひとりの少女を救う。彼女の名は星星、烏孫王国の姫だった。彼女の祖国は、強大な敵に狙われていた――。新星がおくる、第十三回ファンタジア小説大賞・佳作受作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みるく
2
単于というのは地位だったのか_φ(・_・2015/11/01
Zaebos02
1
中国は前漢、西域を舞台にしている本作は、主人公を始め、脇役から敵役まで実在の人物を配する。前漢はまだしも、「西域」という単語で「陳湯」を連想出来る人はなかなかの歴史ヲタだと思うが、本作はその「陳湯」を主役に配し、「西匈奴」郅支単于を討つ史実を基にしたストーリー。史実を基にした、といっても脚色(ヒロインは創作、仲間は実在するも接点無し等)は当然してあり、あくまで基にしているだけ……なのだが、これを読めば教科書に載れども捉えきれない匈奴周辺(烏孫、大苑、大夏、大月氏等)がシナプスに引っ掛かるようになる意味で、2017/11/20