集英社文庫<br> 葡萄物語

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集英社文庫
葡萄物語

  • 著者名:林真理子【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(2013/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784087475104

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内容説明

ワイン工場と葡萄園を経営する夫と平凡な暮らしを送る映子だが、子どもができない負い目から夫婦の関係は次第にすれ違っていく。そしてお互い別の相手に思いを寄せ始める。優しい夫に愛されている女はいくらでもいるが、夫以外の男から激しく思われている女はどれだけいるのだろうか。結婚生活の苦さと、不倫の甘さ。大人のための恋愛小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なっく

40
疲れた時には甘いお菓子(お話)食べたって(読んだって)いいでしょ、と思って手に取る。甘いというか、もっとふしだらでだらしない話かと思っていたが、そこは林真理子さん、もちろんそういう場面もあるけれど、ちゃんとストーリーが構成されていて、色々考えさせられる深い話だった。主人公の相手を除いて男が情けない奴らってのもあるが、やっぱり女って強かで怖ーっ。2021/01/10

カーミン

36
昔の林真理子さんの恋愛小説だな~~と思わせる作品。勝沼で、ワイン工場とブドウ園を経営する夫とキツイ姑。その二人に仕えながら(まさしく「仕える」という言葉がピッタリ!)、平凡な生活を送る映子。そんな時、東京からワインを求めてやってきた二人組の観光客によって、映子の生活は少しずつ変わっていく。書かれたのは平成になってからだけど、書かれている内容は昭和の嫁姑、夫婦像、不倫だなぁ。2024/09/07

まつこ

11
山梨でワイン工場を経営する夫がいるヒロイン、意外と大変そう。家庭に問題が起こっても、素敵な男性と出会っても、どうすれば一番有利に自分の人生が運ぶか計算を忘れないしたたかさが、結構リアル(笑)。でも田舎特有の人間関係はしんどいな~。2020/02/24

ちーちゃん

9
1998年刊行、葡萄と昭和が香る作品。主人公をとても身近に感じたけど、少しタイクツ、でも安心して読めた。山梨の田舎で生まれ育って、初恋の人に嫁いだ映子。ぶどう園の奥さんとして、妻、嫁として地道に頑張ってるのに…歯痒い日々。生真面目で不器用な映子が思いがけない恋をして、新しい自分を見つけて強くなっていく。(自分を幸せにできるのは自分だけ)幸せに生きる力は自分の心の中にある。やっぱり、女は強く優しく、したたかでもないとね、ふふふ🎶2020/09/12

くらげ@

6
(☆☆☆)映子は初恋の人と見合い結婚をし、幸せを感じるもこどもができないことから少しずつ距離わ感じてしまう。そこへマドンナ的な存在てわあった美和子が離婚して帰ってきたことから…。2015/04/13

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