小学館文庫<br> 写真句行 一茶生きもの句帖(小学館文庫)

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小学館文庫
写真句行 一茶生きもの句帖(小学館文庫)

  • ISBN:9784094115222

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内容説明

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痩蛙負けるな一茶是に有り。江戸期の俳人小林一茶は、終生家族運に恵まれなかった。その欠落を埋めるかのように小動物を愛した。蛙、雀、猫、犬はいうにおよばず、蚤、虱に至るまで、詠んだ句は膨大な数に及ぶ。その中から480句を厳選、やんちゃで繊細、そして深い業を道連れとした不遇の俳人の心象を、美しい中国地方の里山風景とともにたどる。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大阪魂

39
写真句行シリーズ、山頭火に続いて一茶!一茶って二万句も詠んではったんやねー、そのうち生きものを詠んだ中から483句がこの本に!継母や異母弟との関係とか弟子もなかなかできずに乞食行脚してたりで、そんな孤独な生活やったからこそ生きものが身近やったんやろね、「やれ打つな蝿が手をする足をする」「やせガエル負けるな一茶是にあり」「汚れ猫それでも妻はもちにけり」「どかどかと花の上なる馬ふんかな」面白いねんけど山頭火の句の方が切実感あって響いたかも…あと写真が中国地方のやったけど一茶の故郷の長野のにして欲しかったなあ…2022/08/08

田中寛一

19
風景や生きものの写真とともに一茶の句がまとめられた文庫。生きものを詠んだ膨大な句の中から480句が収められている。雀・蠅などのよく知られたものもある中で、蚤、虱、孑孑(ぼうふら)などもあって驚いた。「孑孑も御経の拍子とりにけり」「とぶな蚤それそれそこは角田(すみだ)川」「うつるとも花見虱ぞよしの山」生活の中で弱い小さな生きものにも目を向けて飾ることなく詠む姿勢がいいですね。じっくり向き合えているから詠めるのでしょうね。「のら猫が仏のひざを枕かな」2019/02/24

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