内容説明
重罪人ばかりの大阪拘置所五舎四階、大阪刑務所四区で看守たちから「何をしでかすかわからん男」として恐れられた「脱獄王」の計11回にもおよぶ脱獄への挑戦を、受刑者仲間の著者が克明にドキュメント。今も実在の「脱獄王」の詳細な実録をタテ糸に、拘置所・刑務所の秘められた実態が浮かび上がる。
目次
プロローグ 何をしでかすかわからん男
第1章 塀の外まであと数センチの脱獄劇
第2章 シャバに残してきたもの
第3章 切腹で執行停止を狙い、脱獄を図る
第4章 ついに成功!?大川の大脱走劇
第5章 囚人仲間にご用心!
第6章 不屈の闘志で、再度脱獄!
第7章 殺人者の獄“恐怖の大刑四区”
第8章 長い獄中生活が与えたもの、奪ったもの
エピローグ 歳月は人を待たず