- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
経済不況による停滞感、そこから生じる社会不安が、中高年の価値観を根底から揺るがせている。かつての経済的繁栄を支えた中高年は、「時代の転換期」と「人生の転換期」という二つの節目を同時に迎え、逃れようのない不透明感と逼塞感を感じつつ、深刻な「心の危機」に直面している。大きな変革の潮流のなかで、“癒し”“スローライフ”“ヒーリング”などのキーワードが溢れる現在、真に「豊かな時間」とはなにかを問い直し、充足した「生」を取り戻すための座標軸を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kyo-to-read
2
著者は吉田兼好、種田山頭火などの著作を引用しつつ、中年期以降は、若年期の線型的に成長を求め獲得に重きを置く価値観とは一線を画し、自分の内面を見つめ自己の内部価値を問い直していき、やがては外部価値観との統合を図り全体性を回復することを目指すことを提唱する。これにより、獲得的価値観では下降と位置付けられる老年を「上昇」と捉えなおす。それは、自分が何かをなすことではなく、自己を発見することそのものでもなく、自分の時間を確保し、その中で内面的問いかけを行う過程こそに重きを置く生き方に転換しはじめて思えるのだと思う2024/07/14
-
- 電子書籍
- 令和4年公表 「公用文作成の考え方」の…
-
- 電子書籍
- 宵の嫁入り【マイクロ】(21) フラワ…
-
- 電子書籍
- atプラス 17
-
- 電子書籍
- 2nd 2016年5月号 Vol.110
-
- 電子書籍
- 老後破産したくなければいますぐ「都市型…