内容説明
黒鷲――不良債務者を地の果てまでも追いつめる凄腕ぶりから、誰もが黒木をそう呼んだ。しかし無力な黒木の眼前で婚約者の未優が凌辱され、自殺した瞬間、伝説の取り立て屋は凋落した。二年後、レイプ犯の写真を偶然目にした黒木は再び黒鷲として蘇り、復讐に爪を研ぐ……。最底辺を生きる人間の欲望を炙り出す暗黒小説の金字塔!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★グラスハート★
58
2.0 昔、不良債権者を追う、黒鷲とあだ名をつけられていた黒木。婚約者を凌辱され、自殺したことにより、影を潜める。2年後、レイプ犯の写真を目にして再び黒鷲が蘇る。復讐の為、情報収集している中、大切な存在を殺害されるも… まだまだ話は盛り上がっていない。下巻に期待。2021/10/01
H!deking
48
ろくでなしのオンパレード(笑)でもまあ色々勉強になる部分もあるね。感想は下巻で!2018/01/27
そうたそ
22
★★★★☆ 遂にこの作品で黒新堂のベースが確立されたのかなという感じ。人によっては、あまりの胸糞の悪さから本を叩きつけたくなるほどの描写も多々見られる。やっぱり新堂さんの作品はこのくらいエグくなくては。今回も裏社会だとか街金だとかその辺のものがベースになっているが、メインは主人公黒木の復讐話。とはいえ、それだけではなく新たな対立軸も多数絡んできて読み手を飽きさせない。復讐話といっても、決して勧善懲悪ではなく、ろくでなし同士のやり合いのようなストーリーだと思う。全く救いのないストーリーに呆然とするばかり。2014/08/15
A
18
最愛の彼女を失い、ろくでなしな生活を続けていた黒木に犯人のヒントと更なる陰謀が。坂を転がり落ちて底辺にいた主人公。下巻気になります。2019/08/31
hannahhannah
11
新堂冬樹の三作目。かつて凄腕で鳴らした取り立て屋の黒木の目の前で最愛の女性が強姦され、女性は自殺。廃人のような生活を送る黒木の目に偶然、犯人の写真がとまる。復讐のために動き始める黒木。もう一人の主人公であるスピード中毒となった黒木のかつての部下の速見。薬物中毒の幻覚や幻聴の描写が強烈。ウィーン少年合唱団の♪キメたい~には笑ってしまった。新堂さんの数ある闇金小説の中でもサラ金、街金、闇金関係の説明が細かい。闇金融会社を経営していた新堂さんの本領発揮。そして出てくる人間のほとんどがろくでなし。下巻に続く。2019/06/30
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