内容説明
幸田露伴の磁場=父性にあらがいながら言葉を紡ぎつづけた娘・文。その作品の木綿の手触りのような肌理、みずみずしい息吹、命のかよった文章を味読することで結実したこの「批評物語」には、幸田文の願望の所産としての「かたみ」の品々が息づいている。
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目次
はじめに1 『木』2 種3 『崩れ』4 母5 義母6 父と子 I 7 父と子 II 8 『流れる』9 『黒い裾』10 文の夫・玉の父11 『台所のおと』12 『きもの』I 13 『きもの』II あとがき