内容説明
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芝増上寺での先代将軍家綱公の法要の最中、あろうことか刃傷に及んで相手を刺し殺した大名があり、当然切腹となったが、先に刃を抜いたのは殺された方だった。取り潰された家の旧臣たちは―。綾衣太夫のうなずけぬそぶりが示す縁とは―。折も折、小僧の四郎吉が、かどわかされた?
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感想・レビュー
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rumi
2
捕物帳シリーズ五作目。と書きつつお初。主人公藤村新三郎は家柄育ちもサラブレット、神童級の腕を持ちながらも武士にはならず、現在はこちらも天才的な腕を持ちながらも怠け癖のある絵師っという甘ったれぶりなのに皆にゆるされてしまい認められてしまうスーパーオーラを放ちまくる男。金にも不自由せず洒落たお召し物を取っ替え引っ替え着替えては自由気ままにこれまた作者の筆致が光る美味しいものを行く先々で食べまくるのだ。ここまで書くとイケスカナイ奴だがなかなか己を知っていておごりのない性格らしくスーパーっぷりを目にしても嫌味がな2013/06/10
朱音
0
旗本絵師描き留め帳シリーズ。いつも思うのだけれど、情景描写がすごくいいのよね。特に新三郎の着物の美しげなこと。そして途中に挿入される食べ物のおいしそうなこと!(池波正太郎氏の作に匹敵する度おいしそう…)ストーリーもさることながら、そういう点でも楽しめます。2003/08/16
酔ちゃん
0
★★★2022/08/07