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内容説明
自分のものなのに、人はからだのことを知らない。からだの中を見るなんて、とんでもないと思っている。そのくせ「人体はよくできていますね」などと言う。よくできているのなら、なぜ喉にモチを詰まらせて死んだりするのか。生きるために必要な食べるという行為によって、これまた不可欠の呼吸を妨げて死ぬ。そんなバカなことがあるものか……。口からはじまって肛門まで、知っているようで知らない人体内部のディテールを多彩な図版とともに綴った医学エッセイ。養老流解剖学入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
23
養老先生の口から肛門までの解剖学授業。唇から口腔内のことを説明するだけでも多くのページが割かれており、いかに複雑な構造になっているかがわかる。こうやって自分のからだの中を覗き込んでみると、自分もただの動物に過ぎないということが実感できる。たまには、こういった本を読んでみるのもいいと思う。2013/04/16
マックス
6
「からだを読む」というタイトルなのに、消化管のみで終わってしまったのが残念…、、あとがきで「もう一生あれば人体全体をやってみたい」と言ってますが、いやいや今生きているうちに書いて下さいよ!ってツッコミたくなります。。個人的には、鼻と上唇の間の溝である「人中」の話、人間の喉頭が下方にズレている理由、などが面白かったです。。読むのに集中力が必要で結構大変でしたが、勉強になりました。。2010/09/29
ユウユウ
5
“からだを語る”2023/05/19
やっさん
4
雑誌の連載だったらしい。 口から肛門に至る、各部の生物的な昨日や特徴を述べた本。 いきなり、「解剖学的には”口”や”肛門”はない」とトリッキーです。 (”口”や”肛門”がそうであるように)「言語は存在を切るが、存在自体は切れるとは限らない」というのも含蓄があります。 「へえ~」が満載。 「われわれの身体とは、進化的に考えれば、建て増しの多い古い旅館のようなもの」というのが印象深かった。2013/03/27
bibliophile_k
3
人間の消化器官を口から肛門まで順に解説。途中専門的な言葉が多く出てきて難しい部分もあるが、概して解り易く、そして面白く説明されている。いつもながら、先生の興味と知識の幅広さに感心する。そして、わからないことはわからない、と明言する潔さ。医学的に判明されていないこと、これからもわからないであろうこと、自分の興味がないこと、時間がなくてそこまでリサーチできていないこと、調べても意味のないこと、など「わからない」理由はさまざまである。先生らしい説明や経験談などがあちこちに見られるので、読んでいてとても面白い。2025/11/16
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