内容説明
文久二年、春のことだった。眼前に迫るひとりの武士……。沖田総司は初めて人を斬った。苦悩の運命に翻弄される、天才剣士の生涯を渾身の筆で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsubomi
3
2022.04.15-05.10:新選組の沖田総司が主人公。試衛館道場時代から最後に猫を追いかける場面まで、沖田総司のキャラクターを活かした淡々とした筆致の物語。仇討ちをされる運命の浪人とその娘が江戸から京都にいたるまで絡んできて、新選組でのできごととは並行して描かれるのが他の小説と違う点。剣で人を殺すことについて考えさせられました。政治的な話をほとんどしないためかえって総司と関われた人たちも多いという感じで、山南敬助とのやり取りは大河ドラマにちょっと近い雰囲気。剣の時代の終わりに輝いた一輪の花ですね。2022/05/10
司
0
父が持っていたので初読は小学生高学年の頃。 久々に読み返したくなりました。近藤、土方の印象が薄い・・・2024/03/24
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