内容説明
ある日、突然、殺人を選択する自由があなたに与えられたら、どうしますか? 謎の人物から送られてきた爆弾。それを手に入れた人物たちは、エゴと怨念を剥き出しにしていく。元マラソンランナーの朝香葉子もまた、爆弾を受け取った一人だった。しかし、彼女は何のためらいもなく爆弾を警察に届ける。犯人はそんな葉子にあるゲームを持ち掛けてきた。人間の業を深く、そして鋭く描いたホラーの新境地!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
61
ある日 突然謎の人物から爆弾が送られて来て、自由にその爆弾を仕掛ける事ができたら… イヤイヤ、普通は警察に届出るでしょ? ところが人間とは怖ろしい。そんな人間ばかりじゃなくてエゴと怨念を剥き出しにしていく者も。今迄に読んできた大石さんの作品とは、少し違った感じで読了した。でも大石作品にはツイツイ手が出てしまうな〜 ☆☆☆☆☆2018/10/03
佐伯
37
いつもと違う感じの作品。これホラーじゃないな〜 主人公の心の強さ、まっすぐな考え、そしてあきらめない事それが 主人公のいいところですね。とても読みやすく、そして最後の展開 とてもよかったです。 ありがとうございます!!大満足でした!!!2015/04/24
MINA
27
「絶望的なハッピーエンド。希望など、どこにも、絶対にない。方向を示す星も見えなければ、辺りを照らすわずかな月明かりさえ見えない。けれど、人はどっちみち最初からたったひとりで生まれてきたのだし、たったひとりで死んでいくのだ。いったい何を恐れる必要がある?真っ暗な夜の荒野を、誰の手も借りず、助けも求めず、たったひとりで歩き通そうとする人間の中には、その人間にしかわからない幸福が存在する。間違いなく、存在する。とても小さく、脆く、はかなく、微かではあるが、僕はその幸福の存在の確かさを書き続けたい。(あとがき)」2016/03/09
007
17
絶望的なハッピーエンド、なるほど、と思った。ごく普通の人達でも内に秘めてるものが巨大化して理性やモラルを見失ってしまうもんなのかな。しかし、人はお金と暇があるとロクなことしない。人の闇を浮き彫りにしたお話だと思います。2016/08/25
ピップ
14
大石圭さんの本はサクッと人を殺すね。「冥途の土産に教えてやろう」などと能書きを垂れているうちに、ヒーローに逆転のチャンスを与えてしまう悪玉たちには是非読んでいただきたい。かといってB級のような小説ではなく、文章も読みやすいしのめりこめます。しばらくしたら追いかけたい作家さんです。2017/06/22
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