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内容説明
一見、のどかで雅な世界に見える万葉の時代。人々を魅了したものとは何であったか。また、人々を怒らせ、楽しませ、哀しませたものとは何であったか。本書は、遺された万葉歌を手がかりに、あの時代の喜怒哀楽をいきいきと活写する。そこには時代を超えて今なお息づく、女と男の微妙な心理が読み取れて……
目次
第1章 万葉びとの喜び(藤原鎌足の喜色満面;雪にはしゃぐ万葉びと ほか)
第2章 万葉びとの怒り(つばを吐いて怒り、そして呪う姫;皇后はどうしてそんなに怒ったのか ほか)
第3章 万葉びとの哀しみ(フラレ虫の歌;聖徳太子のかなしみ)
第4章 万葉びとの楽しみ(郊外で楽しむ;宴会で楽しむ)