内容説明
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「将棋も人生も変化があるからおもしろい。変化のないものに妙味はない」「歩が金になり、金の働きをするようになるところに、将棋のおもしろさがある」――既成の常識を覆し、数々の新たな定跡を創り上げた“将棋の鬼”が著したエッセイ集。将棋同様、人を優しく凝視する名人が、駒それぞれの活かし方や、独特の戦法の妙味に、サラリーマン、そして経営者の生き方を重ね合わせて説いた「経営・人事・人生」の戦略論!
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目次
将棋の目
勝負の世界
人生雑感
自分のこと
名人戦前後
事業と人間(対談)
勝負と人生(講演)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太田青磁
9
勝負の急所は、一手違いで相手を倒すことにある・さあ、どこからでも攻めてこいと守って居直るしのぎ方がある・人生でも、やはり最終的に八勝七敗をあげたら立派なのではないか・いいことを考えつくと、安心して注意力が散漫になって、戦術ををまちがうことが多い・五感を生かしているとなにかしら、この手だというものが、危ないときにピンとくる・経験のないことをやってやりそこなうのは、失敗ではない・遊び駒がいちばんいけない。一つの駒を遊ばせると、それが影響して、他の駒まで遊ぶようになるから、なお悪い・自分の相手は自分以外にない2016/04/21
churu
1
升田名人は飄々たる風情で様々なことを教えてくれる。駒が光を滲ませるかの如き語り口。そこに魅せられ、即買い。勝負事が人生論にも通じるのは、頼るものなき土壇場にこそ、自ずと人間性が出るからであろう。しかし、さりげない口調で、これだけあらゆることを魅力的に語り尽くすことの出来る人物はほとんど稀有に違いない。これが名人という境地に辿り着いた人間の指す駒から自ずと滲み出る言葉なのだと。 将棋に詳しくない自分でも、どんなにか鋭利な華を兼ね備えた魅せる将棋だったんだろうなと、その人柄に吸い寄せられる思いで読了した一冊。
みーふぃ
1
大剛 升田先生の本 なんどよんでも面白い。意表をつく思考の連発。
てらさか
0
図書館で借りたのを、改めて購入したので再読。後半についている講演、他の話も知りたい。2019/02/12
てらさか
0
「先に惚れたのは僕だよというと、妻はヨワイ」の文章がなんともお茶目(いわれてみたい)。でもやってることは世代とはいえ、えげつないからなあ…。ところで子供のころに日本刀振り回した件の、けしかけた相手の女の子は寺岡サダ子さんというお名前が判明しました。2018/12/18
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