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内容説明
「自分の好きなことを好きなようにやりたい」「組織に足を引っ張られるのは、もうたくさん」「自然の中で暮らしたい」と、農業が「転職先」として、これほど熱い視線を浴びている時代はない。今、百姓だと自己紹介すると、人が集まり、話を聞きたい、どうすれば農業ができるかと質問ぜめにあう時代」だという。自治体の企画する就農プログラムも閑古鳥とは無縁、農業普及所にもビジネスマンが列をなす。全国農業会議所と都道府県農業会議が昭和62から平成12年までに受け付けた新規就農相談は6万件以上。ところが、である。成功した人は700人。新規就農は「司法試験なみに難関なのか!?」。 著者は、「難関になる理由の半分は、新規就農希望者が、どのような努力をすればよいか知らない」からだと断言する。水先案内人役を果たすべきこのジャンルの書籍も、[1]農文協あたりの「農業本」(素人にわかりにくい)、[2]都会脱出組の体験本・田舎暮らし(個人の体験に引きずられ、一般化しにくい)もので終わっている。本書は、経営コンサルタントのプロが、農業に転職。コンサルティングのノウハウと実体験をすべて盛り込み、類書にない完璧なマニュアルに仕上がっている。インターネット上では、「農業ジャンルの田口ランディ」として知る人ぞ知る著者が、初めて単行本でベールを脱いだ快作。
目次
第1章 これからの農業に向く人、向かない人
第2章 どんな農業をやりたいのか
第3章 さあ、行動を起こそう
第4章 本格的な経営計画を立てる
第5章 農村で生き抜くための心得
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
脇山泰典
1
実際の経験値から相談先や資金繰りについて紹介してるので参考になりました。現在独立に向けて準備しているのでこの内容を参考にしながら段取りを組んでいきたい。2016/09/21
トコル
1
自分は、著者と同じ農家の出身。うちの近所も就農人口の減少が目立ってきている。なるほど祖父母が言っていることと同じことが書かれている。2011/06/08
Fみほ
0
研修や農協、ご近所との付き合い方だけでなく、「独身女性」の護身についても紹介されていて、かなり自分の状況を冷静に考えることができました。すごく説得力があるので、おすすめです。2016/08/17