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内容説明
大きな仕事を成すためには、“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ち、すなわち「人望」を得る必要がある。「人望力」を手に入れるにはどうすればいいのか。歴史に残る大人物たちの実例に学び、「人望力」の5つの極意を身につける!! ※本書は1997年大和書房から刊行された『「人望力」の条件――人が集まる五つの要諦』を改題、再編集したものです。
目次
第1章 人間通―人を見きわめる、人を動かす
第2章 世間通―情報に通じる、時代を読む
第3章 経済通―無駄を省く、生きた金を使う
第4章 影響力―個性を見抜く、人を育てる
第5章 人間力―自分を育てる、人間の器を大きくする
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
53
上の立場に立ってむずかしいのは、「叱る」と「怒る」の差をどうつけるかだ。自分が叱っているのに、相手はちっともわかってくれないと嘆く人が多い。この場合は、叱っているのではなく、怒っているからだ。では「叱る」と「怒る」では、どう違うのか。 叱るは、リーダーが、相手に愛情をもって潜んでいる可能性を引き出そうという気持ちを込め、きびしい態度で臨むこと。 怒るは、相手に悪感情をもって、憎しみや怒りの感情を露骨に表して相手にきびしく迫ること。この場合は、むしろ自分の感情発散と一種の自己満足を得ることを目的としている。2021/04/11
さきん
22
童門さんの本は魂に訴えかけてくるものがあって読むのが好き。取り上げる人物が身近に感じることができるし、下手したら、当時の人物が考えている以上とことを分析している感じがする。坂本龍馬脚本家説は合点がいった。2020/07/05
Willie the Wildcat
20
人望。人の魅力。5つの観点を、偉人のエピソードを振り返る。印象深いのが『お粥と握り飯』。例えに著者らしさを感じる。自己の確立。やはり”軸”。人望、という観点ではないが、人の本質を見極めるエピソードの「前田利家」。私自身も実体験があり同感。興味深いのが「福沢諭吉」。その先見の妙、実行力はもちろんだが、”万次郎と同じ舟”という点。1人1人の印象に残るエピソード。歴史が苦手でも楽しめる気がする。(歴史の苦手な)長男に贈呈しよっと!(笑)2013/01/28
大先生
13
蒲生氏郷のファンになりました。「情と給与は車の両輪だ」と常々語っていたそうです。おべっか使いは遠ざけ、直言するものを重用。徳川家康も「主人への意見は一番槍より難しい」と言っていたそうです。自分を捨てて主人の悪いところを諫言する家臣「諫争の臣」の大切さを理解していたわけですね。いつの時代も能力より人柄なんですね。2025/04/11
KNJOB
7
歴史上の人物を著者の言葉、解釈も交えて表してある良書だった。堂門さんの本は同じ内容が他の本でも記載されている事もあるが、背景や+αの内容が追加されていたり、他の事象との比較がなされていたりして、いかにそこを伝えたいかを感じることができる。さらに、自分だったらどうするか、今の自分はどういう立ち位置か、そして、横柄、傲慢になっていないか、学ぶ姿勢をなくしていないかを内省出来る点も有難い。若い頃の直上型は正に自分自身であり、今反省の上の人生を歩んでいる中途なので、人生の目標に近付くよう生涯学習を続けていきたい。2021/11/21
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