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内容説明
江戸初期の儒学者、伊藤仁斎は、学問とは知識の競い合いではなく、人間性の修練であると唱えた。そして、『論語』『孟子』の精髄を読み抜き、日本人の感性に即した儒学を、師と弟子の問答形式を用いて叙述した。それが『童子問』である。本書は、全百八十九章から成る『童子問』を現代人が読みこなせる言葉に訳し、さらに要諦を解説する。仁斎は儒学を支那から取り寄せ、そのままを暗唱するのではなく、儒学の真髄を把握したいと考えた。儒学の目的は人間の生きるべき道を深く学び、それを実践する強い意志であることを悟り、これこそが、本来の学問であるという信念を持った。仁斎の出現により儒学は輸入学ではなく、日本人が人生の生き方を社会生活の中で、工夫する手立てとなったのである。仁・義・礼・智とは何か。人間関係の心得とは何か。人生における永遠のテーマを、親しみと温かみをこめて、諄々と説く。古典の碩学が、老若男女すべてに贈る、普遍の人間学。
目次
巻の上(真理は高く遠いところではなく身近にある 『論語』『孟子』はすべての真理を含んでいて、欠けるところがない 学問修業に近道はない 『論語』は食べ物に譬えると飽きのこないコメである ほか)<br/>巻の中(道の行動指針の根本義は「仁」である 「中正」は物事を判断するときの心構えでしかない 正直者が礼を知らなければ辛竦になる 『中庸』は『論語』の解説書である ほか)
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