内容説明
社会や人間関係から撤退し、長期間家の中に引きこもる若者たち。年齢的には大人だが、就職などの社会活動ができない。彼らは自らをどうみつめているのだろうか? 引きこもる若者たちとその両親、支援機関への取材を続けた著者が、黙殺されがちな小さな叫びをここに記す。社会学者の宮台真司氏による解説付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オカヤン
3
1999年初版 引きこもり。本人も、家族も苦しいけど、どこにも相談できない。相談したらいいかわからない。千葉県のフレンドスペース、保健所の訪問、本人、家族への取材。本文より、自分という存在は他者とつながっている、他者に受け入れられている、という実感を、もてること。それが、足がかりや、より所となる。2016/10/21
無謀庵
1
昔読んだと思うけれど、電子で復刊されていたので再読。15年近く経過して、引きこもりについての世の中の扱いは良くなることもなく、「引きこもり」という言葉が悪口として飛び交ってるように存在だけは弄んでいて、社会からは異物として完全にパージされ、当事者個人には目も向けなくなっちゃったかな。2013/11/20
まひる
0
若者の引きこもりについて取材に基づいた話が多く載っている。引きこもりと一口に言っても様々なケースがあること、引きこもっているその人は社会から隔離された化け物ではなくて同じ普通の人だということを読んでいて感じた。話があまりにも生々しくて読み進める手が止まることもあった。川崎の事件や元事務次官の事件でよくも悪くも引きこもりに注目が集まっていた今この本を読むことができてよかった。2019/07/02
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