人間回復の経済学

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人間回復の経済学

  • 著者名:神野直彦
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 岩波書店(2002/05発売)
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  • ISBN:9784004307822

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

86
人間回復の経営学という本が昔あって読んだことがあります。著者も前書きでそれをもじってということで書かれたということを言っています。確かに構造改革などやグローバルスタンダードということで人間性ということが薄なわれてきているのかもしれません。経済の倫理から人間の倫理へという章が非常に印象に残りました。私もバリバリの構造改革主義者ですが、このような観点も必要だし、成長論というのも見直す必要があると思っています。2015/10/11

Takao

4
2002年5月20日発行(2002年10月7日、第5刷)。17年前の出版だが、古書での購入なので、入手時期は不明。タイトルに惹かれたものと思われる。小泉構造改革の只中、「人間回復」を唱えている。著者はスウェーデンをそのモデルとしているように読んだが、その中で印象に残ったのは、労働組合による学習サークルの果たしている役割。学校教育や社会人の再教育なども興味深く読んだ。また、「新自由主義」の時代を画す、サッチャー、レーガン、中曽根の、英・米・日それぞれの背景の相違にも興味を持った。2019/10/12

脳疣沼

4
「神の見えざる手に経済システムをゆだねずに、人間が人為的に介入すれば、神の逆鱗にふれ、自然秩序は混乱する、と経済学者は主張する。そうすれば、自分は神のお告げを伝道する巫女のごとくにふるまえるからである。」著者はいったい誰と闘っているのか?こんな感じの情緒的な文章が続き、最後はスウェーデンの礼賛である。左派がサッチャー改革を批判するのは当然なのだが、サッチャーが改革をせねばならないほど腐敗していたのも事実で、格差は拡大しても絶対的貧困層は減っているのである。あまりにも一面的な批判は説得力を失わせる。2016/10/17

Kooya

2
人間の尊厳を重視し、それを踏み躙った新自由主義や構造改革を批判した本。私達の世界は経済・社会・政治という3つのシステムの連関で成り立っているという考えを前提に議論を進めている。筆者の言わんとすることは理解できるものの、社会学的アプローチを採用しているせいか、議論が観念的で少々分かりにくいと感じた。また、結果的にスウェーデンを過度に持ち上げすぎだとも感じた。(コメント欄へ続く)2022/02/15

sasuke

2
2006.5.20と2007.4.23と8ページの「木綿と棉花、棉花は木偏だった!」という書き込みが表紙にある。まだ再読はしていないが、読み直したい。2015/02/21

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