内容説明
アメリカ国家の謀略によって家族を奪われ、社会的生命を絶たれ、復讐心に燃える日本人グループが結集した。サイバーテロと株式操作を駆使して「アメリカ転覆」を狙う。それを察知したアメリカ当局との激しい攻防戦の果てに見たものは……。逆転に次ぐ逆転のサイバーテロ・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇるぱ
1
ドルを相場で叩き潰そうとするグループとドルを擁護しようとする米政府機関との争いです。読み進めるのに苦労しました。途中で読む気がしなくなるからです。陣営の役割・機能ばかりが表に出て人物の肉付けがさっぱりなので、どっち側に肩入れするか、感情移入のしようもないのです。最後に、契約されていたファンドマネージャーが契約をはみ出した行動をして、そこが清清しくて、やっと読後感が正常になりました。2010/07/19
びぇ
0
経済の裏には、こういうことが幾つも行われているんだろうなとは思うような話。巻末の「用語解説」を見ながらだとかなり辛そう。2018/12/19