講談社文庫<br> 鬼

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講談社文庫

  • 著者名:高橋克彦【著】
  • 価格 ¥544(本体¥495)
  • 特価 ¥380(本体¥346)
  • 講談社(2013/12発売)
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  • ISBN:9784062732420

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内容説明

平安の都で起こる怪事件の影で跋扈(ばっこ)する道鏡、菅原道真らの怨霊、邪鬼。弓削是雄、安倍晴明ら陰陽師の系譜を辿り、歴史の暗部から世界を読み解いていく。藤原氏支配の礎を築いた政変〈応天門の変〉の謎を陰陽術で解き明かす「髑髏鬼」他、秀逸な怪異譚全5編。『白妖鬼』へ連なる妖かしの物語の原点がここにある。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

65
平安の都を跋扈する鬼達。髑髏鬼、絞鬼、夜光鬼、魅鬼、視鬼の5篇。怨霊や鬼の仕業とされる怪事件を、名打ての陰陽師達が平定する。政治の駆引きと妖かしの物語がいい塩梅で絡んでくるのがたまらない。別々に発表された短編を時系列にまとめたもので、滋丘川人、弓削是雄、賀茂忠行、安倍晴明という陰陽師の系譜も興味深い。「弓削是雄全集」を読みたくなった。2022/07/17

sin

34
怯えに、目鼻・手足がついて恐怖になる。恐怖は人を盲目にする、陰陽師はそこに意味付けを行って恐怖を理解できるもの、つまり対処できるものに変えていく、しかしこの作品で現れる本当の恐怖は人そのものであり、社会生活において人が人に影響を及ぼそうとして画策するその本性と社会の怖さであるように思う。2013/10/10

ぶっくlover

9
かくも恐ろしいのは人間の欲なのかも知れない。2022/05/14

はる

8
太平の平安の世に、しばしば現れる鬼。その鬼の謎を巧みに解く陰陽師五話。将門怨霊に道真怨霊。妖と欲が入り混じり溶け合い、背筋慄えて夏に読むに相応しい。 高橋克彦久しぶりに読む。2023/08/28

Kento Isikumada

4
陰陽師の話の短編集。鬼より人の方が恐ろしいなぁって大体出てくる。記憶シリーズもう1回読みたいな。2014/09/24

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