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内容説明
現代人は、ピンチや困難に陥った時「どうせムリ」「そんなことをしても意味がない」と、何もしないうちから諦めてしまいがち。それでは、いざチャンスが目の前に来てもつかむことができないのだ。本書は、「無気力」「おっくう」になる心理的原因を分析し、受身の生き方から活力ある人生に転換させるために、どう考え、何をすればよいのかを提言する。人は失敗によって鍛えられてきた。ならば、失敗ばかりの人生を嘆き、失敗と不幸を結びつけて考えることこそが間違いなのではないか……と著者はいう。そこで「[努力より欲求不満のままが楽]という危険」「理屈屋とは[困難と戦えない人]をいう」「何故[どうせ]が先に出てしまうのか」「無気力空間からの脱出」などの具体例をあげながら、自分の置かれた状況の中で、とにかく出来ることをやってみることの大切さをアドバイス。自信に目覚め、真の幸福をつかむヒントが満載!生きる力と希望が湧いてくる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
15
生きていて出会す山ほどの負のイベント。自分自身が死ぬ以外のことは大抵どうにかなる。経験が足りないこどものうちに不安や恐れにうちのめされてしばらく立ち上がれなくなるのは全ての人間が通り過ぎる一種の通過儀礼なのだろうけれど、いい年をこいてもそうしたものを極度に忌避し怯える方々も存在する。人間は結局何度も何度も叩きのめされて痛みに慣れるしかないのだろうし、そうした痛みを安心できる環境で癒せたかどうかで変わってくるのだろう。ねばれる人間なのか。もろい人間なのか。なりたい方を選び今から積み重ねるといい。2022/11/07
ringoringo
5
すぐに諦めてしまう性格でも、理由がわかれば対処する方法がある。何事も諦めずに調べたり探しさえすれば、答えは見付かるようだ。2015/02/14
今井大介
2
プチ絶望感のある今日このごろ...2015/03/10
みぃ
1
人間は無力に生まれてきている以上、生きるために耐えなければならないことが多い。劣等感とは人に対する恐怖心。元々だめな人間なんていない。小さい頃自分の心によく反応してくれた母親がいたかいないかの違い。人生において一度も間違った判断をしないのは人間ではない。困難に際して何時も自分は解決することから逃げてこなかったか、困難に際して自分は人に頼っていなかったか、自分で解決しようとしないで、人に解決してもらおうとしなかったか。そのようなことの積み重ねの中で自分はなにか困難を解決する気力を失ってしまったのではないか。2022/11/03
Melu
1
納得できる部分が多く、読んでいて自分の心の整理ができた。2013/11/15