りぼんマスコットコミックスDIGITAL ボクたちの旅

著者名：酒井まゆ【著】

集英社（2014/03発売）

• ISBN：9784088563459

内容説明

香菜は絵を描くことが大好き。家に帰れば母と兄がケンカばかりで、心休まるのは大好きな画集を見る時だけ。しかし、その画集を母に捨てられ、香菜は家をとび出した…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[*蜜柑*]

受験生の香菜は、落ち込んで帰った日に、大切にしていた画集を母に捨てられてしまう。そのことが引き金となり、全てが嫌になって家をとびだす。そこで偶然、クラスメイトの歩と鉢合わせし、二人は勢いで旅にでるのだが..？！表題作はじめ、読みきり2本を収録。再読。初読は、登場人物達と同じくらいの年齢だった。中学生くらいの年頃が抱える、窮屈さや無力感を描いていて、当時はとても共感した。自分の中の鬱憤や衝動を、代弁してくれているような漫画だった。何より絵柄が好きだった。この本と、ナインパズルまではとても好き。

2015/09/29

[銀雪]

私は大学生になってからだけど、ボロボロに傷ついた夜に男の子に一晩じゅう付き添ってもらって急接近したことがあったので共感できた。「五月少女」も良かったし、作者のあとがきでなるほどと思ったけどタイトルは合ってない気が(タイトル好きだけど)。

2009/12/30

[咲穗]

大事な画集を母親に捨てられてしまい、家出をした香菜 なりゆきで同行者となった歩と辿り着いたのは名古屋で… 表題作含めて3作品を収録 短編なのでさらりと読めるけどその中でいろんな葛藤とか変わるきっかけみたいなものがみえていいなぁと思いました やったことはないけど家出ってちょっと憧れるよね

2020/05/03

[A]

中学生の頃に酒井まゆドストライク！と思った1冊。学校とか親とか面倒だなあ救いないかなあっていう思春期な漫画。絵が綺麗だと思って、当時大好きな漫画家の1人だった。

2011/06/09

[入江]

まさに思春期という感じ。年を取ったため昔ほど共感できなくなっていた。なんか悲しい。