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内容説明
前399年ソクラテスの刑死事件からプラトンの著作活動が始まった。師を弁明するための真剣な営為、それが哲学誕生の歴史的瞬間だった。対話篇の迫力を香気ゆたかに伝える名訳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みき
11
中学生のときに、授業でソクラテスの「悪法もまた法なり」という言葉を学んで、意味がわからんどういうこっちゃと思い、図書館で手に取ったのがプラトンのメノンで、それがはじめての哲学の本だった。やっと今その言葉の意味をこの本を読んで知って、すごく感慨深い気持ち。2021/07/25
あお
8
「ソクラテスの弁明」よりも自分には「クリトン」のほうが印象的だった。「クリトン」は裁判で死刑が決定した後に友人のクリトンがソクラテスの元で彼を説得する様を描いた会話体の記録である。なんとしても友人の死を防ぎたいクリトン、そして己の信念を断固として曲げないソクラテス。 二人の間で繰り広げられる哲学的な会話。ソクラテスの一度裁きが決まったなら刑に服さなければならない、という主張の正しさを、二人の言葉のやり取りから証明してゆく過程は、なんと哀しくなんて美しいものだろうか。つづく2015/12/05
なつき
3
『ソクラテスの弁明ほか』読了。 プラトン。なんども読んでいるテクストだけど、なんだかんだで中公クラシックスの本書を通して読んだことは、はじめてだったかもしれない。 「ほか」というのは、「クリトン」と「ゴルギアス」。 こうして立ち返ると、わかることがたくさんある。わからないことも。2019/05/25
ちっこい まつき
3
倫理学基礎講読のテキストでした2014/02/19
r_ngsw
2
この「ソクラテスの弁明ほか」の「ほか」ってなんやねん? ですが、「ソクラテスの弁明」、「クリトン」、「ゴルギアス」の3篇が収録されてます。ちなみに書いたのはソクラテスの弟子のプラトンです。お恥ずかしい話し、というかお恥ずかしいだらけなのであまりそういう気持ちもないですが、初プラトン。ソクラテス対話とかっていうのは知ってましたが、大元に触れるのは初めてでして。でまぁ、そんな初学者の感想としては、 続き→ https://goo.gl/xuAmLd 2017/04/13