内容説明
砒素、シェイクスピアの毒、サリン……。世界的な毒の権威が、毒と人の歴史をたどり、ときに闇の歴史の主役となった毒を、事件やミステリーなどの文学作品、歴史上の人物との関わりの中で平明洒脱に綴る毒の文化史。
目次
第1章 魔女と毒薬
第2章 陶酔へのアプローチ
第3章 神々の毒薬―心をうごかす毒
第4章 毒殺の社会史
第5章 ミステリーの毒
第6章 毒とは何か―毒性発現のメカニズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まさひーる
1
☆4 毒そのものについて書かれているのかと思ったら、毒(アルコールや麻薬も)と歴史の関わりにも大きくページが割かれ、意外な感じがした。毒への筆者の愛(?)が伝わる良書であった。2025/05/05
rain_squ
1
毒薬を歴史、フィクション、構造やメカニズム等いろんな角度で解説してて面白かった。 ミステリの中での毒薬をリアルに使うのがいかに難しいかみたいな話、魔女の話なんかが印象的だった。2024/04/30
猪名川透子
1
最初の方の歴史(特に麻薬関連)はちょっと小難しくて手こずりましたが、後半の社会史やミステリーがらみの話は興味深く読めました。2010/06/07
A
0
単純に毒薬と聞くと、ミステリーに出てくるような「一瞬で人を死に至らしめる薬」を想像するが、本書では煙草、酒、カフェイン、阿片、大麻…、そういったものも毒として扱い、その歴史や人との関わりを解説している。(それこそミステリーに出てくる青酸カリのような薬品や、キノコや植物の毒といったものも勿論紹介されている) 主に毒そのものの解説と「人々はその毒とどう関わり、使ってきたのか」の2軸の解説があり、どちらも面白く読めた。個人的には「人々は苦痛から逃れる為にこれほど"毒"に頼ってきたのか」という点が興味深かった。2026/06/13




