内容説明
「目を開けろ！ 飲んだくれの娼婦め！」どなり声とともに夫ダンテからシャワーの冷水を浴びせられ、ミランダは、ひどく重いまぶたをこじ開けた。いったい何が起こったの？ 彼女は朦朧とした頭で考えた。翌朝、夫は姿を消していた。必死に捜していると、ようやく連絡が入る。「君はイタリアへ来なくてはならない。何がなんでも」彼は亡きおじから受け継いだコモ湖畔の別荘にいるという。ミランダは夫の仕打ちを問いただすため、イタリアに飛び立った。ありもしない不貞の嫌疑をかけられているとは、夢にも思わずに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
7
弟の悪事がひどすぎる。ヒロイン受難な話だった。2016/06/29
てん・ゆう
0
不貞を疑われ息子を奪われたヒロイン。浮気現場(に見える)を押さえた為ヒロインの言い分を聞かないヒーロー。ヒーロー弟グイードは真正悪党。最後に明らかになり、弟の悪事の責任を取り身を引こうとするヒーローは、ハーレクインヒーローには珍しく慎ましい。そんな事言わないでとヒロインが必死で説得するのはなんかイイ！面白かった。2011/06/01
こえん
0
再読。ヒーロー弟のせいでヒーローに、不貞の疑いを持たれた（…というより確信された）ヒロインが超気の毒な話だった。最初はヒロインの立場を悪くするだけに思えたヒロイン妹が事の真相解明のきっかけになるのが、邪魔するためだけに配置されたんでなくて良かった。2009/03/06
