内容説明
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口誦が紙に書かれる時点に思いを馳せ、宮廷に生まれた噺の実相と方法を明らかにするなかで、その享受が一つの文化史になってゆくさまを述べつくす。前著『古今和歌集以後』と対をなす渾身の物語論。
目次
1 初期物語序説
2 『竹取物語』の語りの方法
3 『伊勢物語』新見
4 『うつほ物語』を読む
5 『源氏物語』の文献学的研究