怪文書

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怪文書

  • 著者名:六角弘
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 光文社(2014/08発売)
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  • ISBN:9784334031091
  • NDC分類:361.45

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内容説明

経営者VS闇勢力の凄絶な暗闘! そごう、NEC、拓銀、イトマン、東京佐川……本書は、元『週刊文春』記者が、“怪文書爆弾”が炸裂した現場を歩いた記録である。

目次

1章 怪文書とは何か
2章 堕ちた首領―そごう怪文書
3章 闇に消えた三〇〇〇億円―イトマン怪文書
4章 政界と怪文書
5章 政治家とヤクザをつなぐタニマチ―東京佐川怪文書
6章 経団連会長の夢破れ―「防衛庁巨額水増し請求」怪文書
7章 バブルの波に乗り遅れ―拓銀怪文書
8章 元大蔵キャリアの錬金術―ヤクルト怪文書
9章 怪文書とブラックジャーナリズム
10章 切れぬ腐れ縁―クボタ怪文書
一兆円を操った“IQ84”―東洋信金事件怪文書
なぜ社員ばかりが厚遇されるのか―第一火災怪文書
「臭いものにはフタ」体質―T海上火災怪文書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

63
怪文書もさることながら時代背景が面白い。この時代の産業絡みの怪文書からは古き良き時代みたいなものを感じ、送る側も送られる側もバイタリティー溢れている。2018/10/03

HANA

62
様々な事件の背後で配られる怪文章の数々。真偽不明のその内容は内部告発でもあり、事件の仇花でもあり…。怪文章をテーマにした新書であるが、基本的に怪文章について触れられるのは一部であり、全体的に経済事件や疑獄の紹介といった趣。イトマン事件や佐川事件といった自分も耳にしたことのある事件から企業の不祥事や潰れた事まで、様々な事件が紹介されている。題名と内容がずれているけれども、こういう事件ファイルみたいなの嫌いじゃないので面白く読めたかな。20年前の本だが、現在のネット社会で怪文章がどうなっているかも気になる所。2021/10/15

おいしゃん

32
大企業を揺るがす、歴代怪文書の数々を紹介。会社へのやり場ない怒りがぶつけられたものという点では、先日読んだ「内部告発」とかなり近いものと感じた。2018/10/27

とみやん📖

12
ゴシップの塊のようなタイトルだが、内容もその通りだった。既に鬼籍に入った六角弘氏のことは知らなかったが、元文春記者とのこと。取材の裏側が多々紹介されているが、昭和の末期ともあって政治家や大物記者、フィクサーとの交流も盛んだったようで、バブルの何でもありの雰囲気が伝わってくる。 今から三十年も前のことがメインで、イトマンの怪文書は作成者と名乗り出た國貞さんの本が詳しいし、時代の経過とともに、当時の闇も一部明らかになっている。 金、女、権力争いなど、下世話な内容は興味もそそられるが読後感は虚しく味気ない。2020/08/16

Humbaba

6
怪文書は非力なものでも強い相手にダメージを与えられる武器であるが,それは同時に諸刃の剣でもある.自分の振るった力が強大すぎたために,それが自分の属する組織を完全に潰してしまうという事態も容易に引き起こしうる.デマであることも昔は多かったが,現代は情報の精度が高まりつつある.2010/12/11

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