内容説明
妻と称する三人の妊婦が待っていた屋敷で繰り広げられる本妻捜し「お母さんをさがせ」。両親に黙って出産しようとする女子高生と、父親の名乗りをあげる三人の男性が引き起こす大騒動「お父さんをさがせ」。次々取り消される依頼と、新興宗教絡みの拉致事件「赤ちゃんをさがせ」
――自宅出産専門の出張助産婦コンビが向かう先は、なぜか奇妙な謎を抱えた家庭ばかり。明晰な頭脳でそれらの謎を鮮やかに解き明かすのは(推定)七十歳、通称「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生!
見習い助産婦・陽奈の成長と安楽椅子探偵の冴え渡る推理を描く、爽やかなユーモアに満ちたシリーズ第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
52
《図書館》出産に関する(?!)ミステリもの。カルトのお話も絡んでる赤ちゃんをさがせが一番好み。聡子さんの最後の結末にはちょっとガッカリ。2015/01/12
nyanco
27
青井さんは、最近の作品はいくつか読ませていただいていたのですが、このシリーズ、気になっていたものの未読でした。今月、第三弾が出るということで読みだしたのですが、コレはハマるわw助産師が探偵役のミステリーって珍しいよね。おまけに安楽椅子探偵役・「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生の設定も凄くいい。敢えて自宅出産を望む人たち、そこには様々な理由があって・・・と、助産師の設定を見事に使っている。シリーズ、遅ればせながら追わせていただきます。2012/04/17
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
23
3人の妊婦さんの中から本妻を探す「お母さんをさがせ」。高校生カップルの妊娠。そして彼氏以外に2人のお父さん候補が押しかけて来る「お父さんをさがせ」。依頼のキャンセルが相次ぐ「赤ちゃんをさがせ」助産婦探偵シリーズ第1弾。全体的にサラリと読めました。助産婦さんが探偵というのがなかなか新鮮で面白かったです。こういったケースは本当に稀だとは思いますが、この本を読むと日常に謎は転がっているものだなと思いました。続編もあるようなのでそちらも読みたいです。★★★2011/08/24
カーミン
22
「殺人や死体という言葉が出ないサスペンス」で検索したらヒットしたので、早速読んでみました。短編3作ですが、レビューがよかったにも関わらず、ちょっと物足りなかったです。謎があまりにもさっさと解けてしまうからかしら。自宅出産専門の出張助産師が仕事を請け負った家々は、なぜか奇妙な事情を抱えたお宅ばかり。フリーの助産師聡子と見習い助産師陽奈が出会う謎を、明楽先生が次々と解いていきます。2017/10/14
らむり
16
2013年の記念すべき1冊目。20〜30代くらいの出張助産師2人と現役引退した助産師の3人が主人公のミステリーです。連作短編集で、どれも家族問題が関わっています。助産師が素晴らしいお仕事と感じる一冊です。2013/01/01
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