日本人を冒険する - あいまいさのミステリー

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日本人を冒険する - あいまいさのミステリー

  • 著者名:呉善花
  • 価格 ¥530(本体¥482)
  • PHP研究所(2013/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569576176
  • NDC分類:361.42

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内容説明

日本人は、何を聞いても曖昧に頷くばかりで何を考えているのかわからない。長く日本に暮らす外国人でも、こんな感想を述べることが多い。実際、彼らは、同じアジア人であり、儒教文化、漢字文化など、いくつかの共通点を持っているにも拘わらず、日本人よりも中国人や韓国人に共通性を見出すことが多いらしい。本書は、来日以来約20年、日本と日本人を見つめ続けてきた著者が、外国人には理解されにくい「日本人の特異性」について、それは何処から来たものなのか、今後日本人が「世界標準化」して行くにはどうすればよいのかを、女性の目を通して、分析し、提言したものである。一読した限りでは、欧米人による日本人論と共通する視点も多い。が、日本の生活にどっぷり浸かりながらも、観察者としての冷静さを失わない分析は、かえって日本人にとって、その「特異性」を認識しやすいから不思議だ。その意味で、自らの特異性を理解するには格好の一冊といえよう。

目次

序章 世界から孤立している日本人<br/>第1章 外国人はこんな「あいまい日本人」が理解できない(白か黒かを決めたがらない灰色好み 原理原則や信念が感じられない ほか)<br/>第2章 日本人の「受け身志向」から見えてくるもの(受け身志向の日本人 模倣文化とオリジナリティの関係 ほか)<br/>第3章 日本人の根っこには「前アジア世界」がある(日本人の脳の特異性が物語るもの 唯一の「半孤立温帯海洋国家」という性格 ほか)<br/>第4章 日本人はどうすれば外国人に理解されるか(「これからの世界」をどう考えるかにカギがある 「日本の輪郭」をくっきりと浮かび上がらせること ほか)