内容説明
最新鋭の設備で練習中に起きた女子マラソンランナーの突然死。その裏には大阪オリンピック招致をめぐる巨大な陰謀が隠されていた。美談だけではない女子マラソン界の暗部とアマチュア・スポーツ界の体質を鋭く描く、書き下ろし長編サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
柴モモ
5
吉田修一さんの本を図書館で探していましたが、図書館の物はほとんど借りられていて、お隣にあって目に留まったタイトル。なんとなく読み始めましたが、途中からはかなりペースがあがりました。オリンピック誘致や、今の陸上競技には残念ながらよく話題に上がるドーピングなどがテーマになっていて、現実とのリンクもあり軽く手に取りましたが、期待以上には楽しむことができました。ただラストはもう少しスマートだと読後感も更によかったはず。2013/11/28
空隼
1
最後がくどいな。あれだけの事件を解決したのだから、身を引く幕引きでなく、ハッピーエンドで終わって欲しかった。2013/06/23
インディアン
0
20年前の作品のようだけど、読みごたえのあるいい本だった。 一気読みでした。2022/04/25




