講談社文庫 空っ風

著者名：諸田玲子【著】

講談社（2014/01発売）

• ISBN：9784062732598

内容説明

５尺そこそこの体に３尺余の長脇差。抜群の喧嘩度胸と居合抜の腕で「清水一家の狂犬」と恐れられる小政こと音五郎。すさんだ心の傷を埋めるのは、幼なじみ・てるへの想い。だが、そのために大喧嘩に間に合わなかった小政は、一家の中で孤立してゆく。時代に牙をむく男の生涯を描く、新世代股旅物の傑作。（講談社文庫）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぺしみち]

つまらない

2013/10/09

[アイマール]

清水の次郎長の子分小政は、体は小さいが狂犬と恐れられていた。 浜松で生まれ、魚臭い長屋で育った。親に愛されず、子供の頃から苦労した。 ある日、犬をいじめた石松に喧嘩を売ったことをきっかけに、次郎長とお蝶が親代わりとなった。 清水に移った後も、浜松の幼なじみのてるのことを思い続けた。

2021/04/29