白泉社文庫<br> 22XX

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白泉社文庫
22XX

  • 著者名:清水玲子【著】
  • 価格 ¥640(本体¥582)
  • 白泉社(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784592887119

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内容説明

人型ロボット・ジャックは、人間と同様に食欲を感じることに罪悪感を覚えていた。そんな折、食事を神聖な儀式として人肉を食するフォトゥリス人の少女に出会って…!? 異色&衝撃のヒューマンSF傑作選!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

19
カニバリズム=愛情表現というおぞましいものと大事なものが一緒になっている。悲しいけど好きな作品。2017/08/09

ちぇしゃ

14
ジャックとエレナシリーズだけど、ジャックだけの物語。この作品もまた「生きる」ことや「命を繋ぐ」ことを真正面から描いており、そのために「食べる」という欲求と「食べて生き残る」という行為をどう考えるかという問題提起をカニバリズムを扱うことによってなされている。またその中で人を恋して欲しいと思う気持ち、生きていて欲しいと思う気持ち、その人の子を産み繁殖していこうとする想いは、生理的な欲求の中に入るのだろうかと。自己犠牲は一見美しいのだけど、時にはその結果で相手を果てしなく追い詰めて傷つけるよな、とも思ってしまう2018/10/29

みきかなた@灯れ松明の火

14
清水玲子さん読み倒してると思ってたけどこれ読んで無かった。だけどどこか懐かしい。2017/02/28

椿

12
再読。やっぱり表題作の『22XX』が心に残る。「人肉を食べる私達は野蛮か?」「じゃあ おまえ達は何故 食べもしないのに人を殺す?」食べた沢山の命で成り立つ自分の命。人肉を食べることは一番神聖なこと。この文化が印象的で忘れられない。とても、切ない話だった。シリアスな中で、くみんが可愛らしくて癒されたよ。2015/10/06

蜜葉

10
SFもの短編集。「秘密」を読んだ時のぷちトラウマで積んでたけどこれはまだ大丈夫だった。内容はおもしろくてさすが!だけど、この作者さんの発想&イラストはどこか読んでてぞっとするんだよね(^^;;ストーリーには社会問題なんかも織り込んであって、作者さんの価値観とそれに対する読者への投げかけみたいなものもあり、ただただすごいな〜と。この作者さんは漫画を媒体として読者に彼女の考えていることを発信しているのだと思う。2014/05/18

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