コーチング - 言葉と信念の魔術

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コーチング - 言葉と信念の魔術

  • 著者名:落合博満
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • ダイヤモンド社(2001/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784478720219
  • NDC分類:783.7

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内容説明

部下から質問されるまでは、じっと忍耐。部下自身が体でつかみ取るのを待つ。自分で考える事のできる人に育てる。

目次

第1章 教えるのではなく、学ばせる―押しつけない。ヒントを与える。「自分で育つ」ためのコーチング(コーチは教えるものではない。見ているだけでいいのだ 選手が勝手に育つまで、指導者はひたすら我慢すべき ほか)
第2章 指導者とは何か―成果主義時代の今まさに必要とされる、真のコーチ像(長嶋監督もマイナス思考。最初からプラス思考では、良い指導者になれない あくまでも主体は選手。相手の感覚でしか物事は進められない ほか)
第3章 選手(部下)をダメにする選手言葉の悪送球―上司失格。若き才能や可能性の芽をつむ禁句集(「そんなことは常識だ」と言う前に、納得できる理由を示せ 「なんだ、そんなこともわからないのか」は上司の禁句 ほか)
第4章 組織の中で、「自分」を生かす術―三冠王はこうして生まれた。結果を出し、自身を高める方法(“俺流”をアピールすることは、組織から外れることではない まず「個人」があって「組織」がある時代。明確な目標設定でモチベーションを持て ほか)
第5章 勝ち続けるために、自分自身を鍛えろ!―仕事のプロとしての自覚と自信を手に入れるための「思考」(勝負を急ぐな。避けられるリスクを負うな 誰のためにやるのか。余分なプレッシャーを背負う必要はない ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

147
改めて落合さんの著作は本当にサラリーマンにはありがたい内容だと感じました。世の中の'常識'に決してとらわれず、しっかりと自分の信念をもって何事にも取り組む姿勢に感服します。野球界だけの人間関係ではなく、サラリーマン社会にこそピッタリくるようなコトが本当にたくさん書かれていました。口先だけではなく、しっかりと態度で示す、そんなストイックな姿勢にひたすらアタマが下がります。決して何かを無理に押しつけようとはせずに、個々のスタイルを尊重しながら、アドバイスしていくやり方はぜひ参考にし実践していきたいと思います。2019/02/28

再び読書

52
基本はすでに完成されていたというのはこの時点での本作で明らかである。「采配」の前作と位置付けしても問題は無い。やはり言えるのは、選手の頃から既に指導者の目線を持っていたことに改めて驚かされる。また山内氏の黙って見ていると姿勢の、奥深さにも感心させられる。稲尾氏も落合氏や佐藤氏と選手を交えて飲んで、意見交換をするという驚きの手法もびっくりする。多分野村氏、森氏、ましては落合氏もタブー視する選手とのアフター5は面白かった。意外だったのは、婦人のアドバイスにより太った事により飛距離が伸びた???2015/06/16

Kentaro

34
何でもかんでも教えるのではなく、まずじっと傍で見ていること。そして、ちょっとしたヒントを与えて、試した結果、もっともその人にあった方法を見つけるための手伝いをすることだという。 一方で、基本には忠実に従うこと。例えば、打者に言われるセンター返し、こうしたものを意味を理解し、堅実に実行することを伝えることも重要だ。 基本とは、そうする事が最も合理的であることを証明している。球場の左右両翼は95メートルしかないのにセンターは120メートルある。よく飛ぶからだ。練習前のノックを見てもわかる。2019/08/13

オレンジ・スター

24
元中日ドラゴンズ落合監督が名将であることは疑う余地もないが、注目すべきは本書が監督就任2年半前に出版されている点である。監督生活8年の経験を通して、起用法などに変化は見せたかもしれないが、この書に見る落合博満の考えそのものにはブレがないように見られる。監督退任後に出版された『采配』と合わせて読みたい一冊である。決して野球の為だけの本とは違い、社会生活、自己啓発にも生かされる考えが多い。オレ流と言われるが、己というものを知り尽くしていて、自分に合った方法で結果を出す。落合信奉者はそこに惹かれるわけです。2014/01/19

コダマ

19
コーチ側、選手側の考えの食い違が起こらないようにするために近すぎず、遠すぎずのコミュニケーションが必要。 2015/11/23

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