ブルーバックス<br> 食べ物としての動物たち 牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで

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ブルーバックス
食べ物としての動物たち 牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで

  • 著者名:伊藤宏【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 講談社(2014/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062573412

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内容説明

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「和牛」と「国産牛」……この違いがわかりますか? はじめて知る「畜産」のはなし。極上の霜降り肉はどうやって作られるのか。ブロイラーはどんな一生をおくるのか。肉豚は何カ月で食べ頃になるのか。人間の飽くなき欲求に翻弄され、過酷ともいえる大仕事を強いられている家畜たちの物語。(ブルーバックス・2001年8月刊)

目次

はじめに
目次
我々の肉食の歴史──プロローグ



おわりに
参考図書
参考資料
〈巻末付録〉ギネスブックに載った家畜たち
さくいん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字の旅遊人

44
2001年初版で古い情報もあるだろうが、豚、鶏、牛の順で僕たちの為に生涯を送ってくれる生き物のことを知れる本。この中で、豚は肉(と臓物)を食われるのみ、なのですね。だけど、鶏卵、牛乳を提供し続ける一生というのも、壮絶だよね。それができなくなったら食われる訳だし。商品として安定して流通させるための、関係者の努力。これは機械製品みたいなものだよなあ。その一方で最近の愛護的見解や、牛のゲップを害悪と捉える見方。こちらについては本書の考察対象外だが、そこにも思いを巡らせざるを得ない。個人としては、感謝、の一言だ。2021/08/24

さっちも

10
昭和の初めから家畜類の一人当たりの消費量が20倍以上になっている。この場合の家畜は牛馬豚鳥の事。これは凄まじいことだと思う、逆に今の20分の1以下しか家畜を食べない食事というのは想像できない。卵が昔は高かったとなるわけだ。ケンタッキーの鶏の足が6本とか8本は有名な話だけど。そういった事にたがわず、我々の食べている肉類は、生産者の弛まぬ努力と科学と効率化で成り立っている。良い意味でも悪い意味でも視野が広がるし。あぁそういうものなんだと深く知れる良書でした。2021/09/16

けy

5
豚、鶏、牛というメジャーな家畜の簡単な歴史と生態、畜産物としての利用などについて書かれた本。いつも食べているお肉がどう作られているのかを簡単に知ることができ、特に中高生にオススメしたい一冊。2017/09/21

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

4
☆×4.5…懐かしき私の学習分野のバイブル!!懐かしさを感じつつ読んでいました。もちろん曲がりなりにも私は学習したことなので目新しさは感じませんでしたが、育種というものの大変さ、そして大事さを改めて知りました。感動なのはやはり牛の項目でアバディーン・アンガスと聞いてときめいたのは言うまでもなくです。ちなみにこの牛は黒毛和牛と同じくサシが入る品種です。また家畜関連の専門書を読み直したくなりました。2012/08/16

志村真幸

2
 著者は北里大学の畜産学の研究者。  いかにも昔ながらの畜産学の入門書といった感じだ。豚、鶏、牛の3種類の家畜をとりあげ、繁殖や育成、卵、肉、乳を得る方法などが解説されていく。無理矢理なまでに太らされ、卵を産み続け、経済効率が落ちたら処分される。なかなか厳しい世界だ。しかし、著者にはほとんどその点には関心がないようで、そういう意味でも一昔前の書きぶり。  人文科学的な側面にまったく触れられていないのも物足りない。 2022/12/04

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