集英社文庫<br> 大奥追放 異聞吉宗と絵島

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集英社文庫
大奥追放 異聞吉宗と絵島

  • 著者名:童門冬二【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 集英社(2013/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087473513

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内容説明

正徳四年、奥年寄・絵島と役者・生島新五郎の密通が発覚。だがその裏には、権力抗争に明け暮れる徳川幕府というオトコ社会の思惑が潜んでいた。信濃・高遠に幽閉された絵島は、七代将軍家継から八代将軍吉宗へと移り変わる時代のなか、大奥の歴史に思いを馳せる。そこには、オトコ社会に戦いを挑んだ、たくましき女性たちの足跡が、刻まれているのだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

エドワード

11
大奥御年寄絵島と歌舞伎役者生島新五郎の密会事件が何故ここまで大騒動になったのか。その裏には将軍後継をめぐる老中と大奥の確執が隠れていた。密会事件そのものより、家康から吉宗に至る徳川幕府のセコい人間模様が抜群に面白い。将軍様は病弱か早死なのだ。春日局に桂昌院、牧野に間部に柳沢、生類憐みの令の迷走、家宣の御遺言の謎、幕府のドタバタ劇こそ教科書に載せてよ。前から享保の改革は無駄な抵抗だなと感じていたが、吉宗はなんたって暴れん坊将軍。権現様の時代に戻さん、というゴリ押しに無理がある。側用人こそ実効政治だったのだ。2014/11/03

6
大奥のスキャンダルと言えば、絵島生島事件。映像化される時もその恋模様をグロースアップしていますが、この作品ではまさに異聞。なるほど歴史的な政治的な側面からみると全然違う構図になるんだなぁと。楽しめました。2015/08/26

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