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内容説明
約千三百年前、五畿七道が大宝律令で制定されて生まれた東海道に、徳川家康が宿駅を整備してちょうど今年で四百年。長い歴史の中で庶民、大名、さらには外国人までもが歩いたこの道には、積み重ねられた歴史の香りが漂い、いまだ人々を魅了してやまない。その理由は、全長約五〇〇キロにもおよぶ東海道が、日本橋、小田原城、箱根、富士山、大井川……と名所・景勝地をズラリと網羅しているのに加え、行き交った人たちの様々な人間ドラマを今に伝えているからに他ならない。本書は「武蔵国・相模国」「伊豆国・駿河国」「遠江国」「三河国・尾張国」「伊勢国」「近江国・山城国」の六章構成で、日本橋から三条大橋までの全宿場にわたり、そこにまつわる人物や事件の歴史エピソードを、著者撮影の風景写真とともに紹介。美しい自然と風物に恵まれた東海道を、江戸時代にタイムスリップして歩いているような気分にしてくれる、一宿一話で読む痛快・街道雑学!
目次
1 武蔵国・相模国
2 伊豆国・駿河国
3 遠江国
4 三河国・尾張国
5 伊勢国
6 近江国・山城国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MK41
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国道1号や東海道の名がつく鉄道のほぼ路線がラップしているのが常に感心する。 各宿駅に人間ドラマがあり、 古代ローマも首都ローマ中心に○○街道があったように「多くの人が歩けばそこに道になるのだ」そして各地の名産は、土地の味は土地の自然がつくるという味の本質を視覚化したもの 印象的な文面 三条→日本橋で11泊12日、旅籠の100文〜300文、昼食飲食代50〜100、渡し船45文など片道6000文=金1両、往復で中年サラリーマンの月収なので公務以外は結構出費 薩埵峠・箱根峠・鈴鹿峠の三大峠2023/09/15
ゆうへい
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東京の日本橋から京都の三条大橋まで、その宿場町にまつわる逸話が描かれています。また、所々宿場町の有名スポットのアクセスや界隈も描かれていて、分かりやすかったです。東海道五十三次を知るには、とても分かりやすい表現で書かれていました。