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内容説明
現代人は人工空間に生きている。身体感覚が極端に希薄な社会では、凶悪犯罪や自殺が日常化し、魂の拠りどころも見えにくい。こんな時代だからこそ「野性」のエネルギーを解放し、根源的な生命力を取り戻さなければならない。信長の決断力、龍馬の行動力、松下幸之助の直観力等を手掛かりに喪われた「野性」の回復を訴える。
目次
第1章 人間という自然現象
第2章 文明社会と「野性」
第3章 「野性」的人間像を求めて(織田信長の決断力 坂本龍馬の行動力 円空の造形力 宮沢賢治の想像力 松下幸之助の直観力)
第4章 「野性」が創る日本の未来像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
11
再読。「野性」を取り戻せ!という本です。ただ、【食欲・性欲全開で生きろ!】という本ではないので御注意(笑)。著者のいう「野生」には、①肉体的なもの、②本能的なもの、③情念的なもの(パトス)④異端なものなど複数の意味が込められています。【現代人は理性(ロゴス)を重視するが、肉体的・身体的な部分を切り離すのはよくない。頭だけじゃなく肉体も使え】という主張がメインなのでしょうが、信長・竜馬・円空・宮沢賢治・松下幸之助など異端者に関する記述が長く、分量的には【異端のすすめ】みたいな内容が多くを占めています。2022/02/10
大先生
8
日本には「野生」が足りないんでしょうね。人間だって動物なのに、多くの人が身体を使わず脳ミソばかり使っている気がします…。それに世の中も潔癖過ぎますね。少し前に「男性の体臭」が話題になりましたが、動物はニオイを発するもの。ある程度は勘弁してください(笑)少子化問題だって、野生が失われていることが影響しているはずです(例えば、体液交換は不潔と感じる人の存在など)。2024/09/25
大先生
2
この本は、もっと読まれるべきです。20年近く前の本ですが、決して古びていません。最近、私が漠然と考えていたことを整理して文字にしてくれたと感じるくらい、今の私にドンピシャ!私なら、武士道と筋トレの話を加えますが。笑。野性の哲学は、本能的なものを重視しますが、野獣になれと言うわけではありませんし、理性を軽視するわけでもありません。肉体やものづくりの再評価がポイントかと。とにかく読んで下さい。オススメです。2019/02/27
井上岳一
1
「肉体主義」の宗教学者による「野性」回復のための試論。町田宗鳳を読むのは久しぶりだけど、やっぱりこの人の書くものは面白い。2014/04/25




