愛欲の精神史

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愛欲の精神史

  • 著者名:山折哲雄【著】
  • 価格 ¥2,585(本体¥2,350)
  • 小学館(2014/06発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784096261279

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内容説明

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インド・日本の仏教を中心とする宗教・思想を研究し続けてきた著者の内部につねにあったのは、「愛欲」というテーマだった。ガンディーの「非暴力」の思想の背後にある「性ののり超え」という性的実験や、空海と最澄における「禁欲」のあり方の相違などを検討していく過程で、人間の思想の根源には<愛欲>に対する抑圧/昇華の相克があることが次第に明らかになっていく。そしてガンディーや空海による「エロスの昇華」がたどり着くのは、男性/女性という性を超越する「性の空無化」であり、その象徴が『源氏物語』の光源氏だった・・・。 エロスの匂いに導かれた著者永年の探求がついに描き出した、エロスをめぐる時空を超えた壮大なマンダラ模様。

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目次

1 性愛と狂躁のインド
2 ガンディーの聖性と魔性
3 密教的エロスの展開
4 変性のエロティシズム
5 『とはずがたり』のエロス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴィクトリー

0
もともと雑誌か何かに連載していたものか、前に述べた事の繰返しの説明が多い。想像で書いてる所も多く、全てを鵜呑には出来ない。ただ、私が知らなかっただけだが、四住期説は参考になった。人生を幾つかの期間に分け、禁欲すべき時、家事・俗事に携わる時、その過渡期、と人生の諸段階で欲望の制御に差を設けているのは、単純な抑制に比べて柔軟でバランスの取れた考えだと思う。それと、ガンジーが養女の「母」になろうとしていたのは初めて知った。結構変わった人やったんやな。2012/04/25

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