内容説明
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秋成・源内・馬琴など近世小説の刺激的な読解を展開し、幻想と怪談研究によって文化の深部にアプローチしてきた著者が、江戸文学の光芒と陰翳を集成、その虚構と形象の方法に迫る。
目次
第1部 怪異と光芒(雨霽れ月朦朧の夜-上田秋成・怪異幻想の時間
月の夜の鬼たち-自己疎外としての執念 ほか)
第2部 玩物と壮志(“見えない世界”への固執
知識人の流動とネットワーク-近世雅俗論の基底にあるもの ほか)
第3部 『八犬伝』とその原点(『八犬伝』の原構想-牡丹と獅子王
『八犬伝』の原構想・再説-七犬士から八犬士へ ほか)
第4部 因果と剛悪(幽霊像はいかにして成立したか-“像”の変遷
化政期小説・剛悪と怪奇の構造 ほか)
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