内容説明
「関根パン」の製品を小売店に配達する営業員の岡田は、得意先の女主人・幸江との情事を楽しんでいた。が、ある日、幸江の店先にライバル社のパンが積まれているのを発見。他の男に乗りかえたことを覚った岡田は、嫌がらせのためにそのパンに下剤を仕込んだのだが、なぜか、それを食べた幸江が毒死してしまったのだ!? 「甘い殺意」等、若き日の十津川警部の活躍を描いた六篇を収録する傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
11
「勝手に列車祭」第276弾。。。文庫コレクション544 冊目。。。2001年 6月15日 初版。。。どれも読んだことのあるような短編6本であった。店先に商品を置いていくなんていつ頃の話だ。庶民派のものから政治家が絡んだものまで、ちょっと古めの作品寄せ集めであった。2020/11/17
千木良
1
時刻表トリックが一切出てこない西村ミステリー6篇収録。ということでやや地滑り感も。収録6篇目「死者に捧げる殺人」では昭和58年7月6日に最初の事件発生と、はっきり日時が明記されていてちょっと珍しい感じを受けたが、残念ながら原がサヨナラ本塁打を打ったのはフィクションのようです。(その年、原は5月5日対阪神戦で打っています。)2012/05/12
キャサ
0
短編集
かずお
0
短編ながら、すぐには犯人が分からず、考えることができた作品。2018/02/12