内容説明
化粧品会社に勤める永峯希美は、顧客向けに制作しているPR誌の小説を読んで驚いた。8年前にシアトルで体験した恋人との別れの場面が、セリフもそのままに描かれていた。作者は、ほかでもない過去の恋人。だから99%が事実。だが1%が違う。作中の希美は哀しい最期を遂げているのだ! 希美は別れた男の真意を探るためにシアトルへ。指定された再会場所へきた男は自らを「魔神」と呼ぶ変人に変貌をとげていた。そして最悪の事態が……。ワンナイト、今回の探偵役は烏丸ひろみ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
15
ワンナイトミステリー。烏丸ひろみシリーズ。シリーズ時系列これが最後。ひろみのトラウマも大分よくなり新しい仕事も順調な様子。希美は昔別れた男の真意を探るために婚約者となぜか後輩も一緒にシアトルへ、そして再会場所の球場で…。事件解決に至る重要なそれ知らなかった、そうなのね。2022/06/07
そのぼん
6
今回はそんなに複雑なミステリーでなく、さらっと読めました。国歌が関わってくるところが面白かったです。2012/03/25
おーうち
1
ミステリーというか、こんなこともあるんよ的な。そうそう、レインマンの映画ってそういう意味だったのか!と今ごろわかった。2018/09/15
あ~ち
1
烏丸ひろみって、たぶんシリーズものの登場人物なんだろうけど、あたしにとっては初めて出てきた人だったから、その背景にあったものがいまいちよくわからなかった。2010/02/28
鈴と空
1
国家についてあれだけ詳しく書かれてたり、突然シアトルだったり、理由がなきゃ納得なんかできないんだけど、その理由もわりと想像通りで。2009/06/29