内容説明
東京・阿佐ヶ谷のマンションでエリート商社マンが殺害され、恋人のスチュワーデスも南紀白浜空港のトイレで死体となって発見された。そして彼女のマンションには「死ね!」という赤い文字が。犯人は彼女につきまとっていたストーカーなのか。十津川警部の推理がたどりつく結論は? 傑作ミステリー4編。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
21
十津川警部の推理力。こんなに複雑な殺人が現実に起こったら解決できるのだろうか?と心配しながら、誰もマネしないことを祈りながら読み進めた。些細なことから犯人逮捕にむかっていく。エア・ホステスなんて言葉があったとは知らなかった。調べたらスチュワーデスと呼ぶ前の言葉だそうだけどここで出てくるとは思わなかった。ずっと十津川警部を追いかけながら読んでいるが、警部自身が逮捕する場面がないなぁと。〇〇の容疑で逮捕する!!とやってもらいたいなぁと思いながら読了。次も楽しみ。2024/01/24
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
「勝手に列車祭」第264弾。。。文庫コレクション516冊目。。。2001年 4月15日。。。初版。。。短編4編であった。このうち「十津川警部の苦悩」は他で読んだであろうから、表題作で。男が東京で殺され、その恋人のエア・ホステス(なんちゅう言い方やねん)が白浜で殺された。その上犯人と目されてたストーカー(恐らく初めての言葉)の男まで自殺に見せかけて殺される。そこで吾らが十津川警部は苦悩する。(と言っても毎回なのだが)終わりが短編なのであっさりしているが、楽しかった。2020/05/19
キャサ
0
短編集