内容説明
青学大生千秋の夢はガッポリ稼いで留学すること。結婚2ヵ月で風俗に戻った元証券会社OLさゆりの宝物は、自分が紹介された新聞記事。SM嬢キョウコは元摂食障害の国立医大生。風俗嬢と学生・OL・人妻、二つの顔を使い分ける10人の心と生き方に迫る! 『東京二重生活 風俗嬢の「昼の顔」と「夜の顔」』改題
目次
1 留学する女・千秋
2 泣く女・チカ
3 見られたい女・さゆり
4 篭絡する女・マリ
5 抱きしめられたい女・カオル
6 吐いてしまう女・キョウコ
7 踏んでしまった女・ミホ
8 自立したい女・ユウコ
9 喋り続ける女・ルミ
10 隠さない女・麗香
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イズム(清瀬泉夢)
6
ちょうど自分の知り合いの女の子がOLと風俗を掛け持ちしていることの相談を受けたので、興味をもって購入しました。性描写はあまりなくて風俗嬢の内面的な部分の取材が多く、それぞれの思考などを面白く描かれていました。まぁ・・・時間が空いた時に少し箸休め的に読むにはいいかもしれないですねw 2013/09/02
フクミミ
3
有名大学や一流企業に在籍しつつ、風俗で働く女性達へのインタビュー記事。 文章力がイマイチなので飽きる。2013/11/25
海
3
風俗嬢へのインタビューをまとめた本は今までに何冊か読んだけど、これが圧倒的に面白い、と言うか魅力的だった。他の本はインタビュアー(=著者)が風俗嬢を可哀想、と言う視点で見ている空気が漂うのだが、この本は可愛いなあ、と彼女たちを愛でている感じがする。2011/09/07
erie
2
確かにちょっと自分語りが多い気もするが、北条司のキャラクターを思わせるような筆者であり、個人的には興味深く読んだ。やりにくいであろうインタビューをよくこれだけ集めて出版してくれたものである。筆者が自分の解釈に基づいて、女性を追及するような箇所があり、ちょっと危ういと思ったりもしたのだが。でもこれだけ多様な人物がある程度リアルに、時間軸に沿って描かれていると、少し社会の現実にアプローチできたようにも思う。2019/05/18
てくてく
2
学生、OL、人妻であるとともに風俗業界で働く女性たちのインタビュー集。インタビューした相手からかなり選抜しているためか、単なる風俗嬢紹介というよりも、機能不全家族をはじめとする社会病理も描き出している。インタビューを収録した女性の多くがしばらくたつと連絡がとれなくなっていたことをどう考えるべきか悩む。2014/07/11
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