クロ號（１）

著者名：杉作【著】

講談社（2013/11発売）

• ISBN：9784063374636

内容説明

生まれたてで捨てられた猫の兄妹。さえない独身男の『ヒゲ』に拾われた2匹は、黒いほうが『クロ』、ちんこい(小さい）ほうが『チン子』と名付けられる。その日からクロと仲間たちの可愛くて、でもちょっぴりシビアな日常が始まった。笑って泣ける、ネコ目線のリアル・ネコ漫画、ここに開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[みかん🍊]

かわいいだけじゃなく、母猫から引き離されたり、捨てられたり、車に引き殺されたりと猫目線からのかなんりシビアな猫事情も描かれており、哀しい思いをする猫が少しでもなくなりますようにと祈らずにはいられません。

2019/07/27

[あん]

『猫なんかよんでもこない』が映画化されることを知り、杉作さんの他の漫画も読んでみたくなって図書館で借りました。ヒゲに拾われた兄妹猫のクロとチン子の日常を、猫目線で描いた漫画です。人間に虐待される猫、交通事故に遭う野良猫など、かなり辛い場面もありますが、部屋飼いされていない飼い猫と、飼い猫が外で接する野良猫の状況が良く描かれているし、猫の考えていることを知ることができたらこんな感じなのかなと思える作品です。 猫好きの方もそうでない方も、是非読んでみてください。映画も観に行きたいな。

2016/01/16

[ヒデミン@もも]

読み友さんの本。クロ、いいね。猫の世界でもやっぱり兄より妹が強い。野良猫の世界は厳しそう。

2022/06/09

[anne＠灯れ松明の火]

お友だちの本。表紙を見ると、かわいい猫の話かなと思うが、かわいいだけの話ではない。ノラネコ、飼い猫、それぞれに、それぞれの人生ならぬ猫生があり、いろんなことを考えているようだ。２～３ページの短い話の中に、笑いや切なさやオチが、ちゃんとある。作者は猫の生まれ変わり？と思うぐらい、猫の気持ちが描かれていると思った。

2021/11/26

[みかん]

再読。2月22日に因んで猫マンガ無料配信していたので電子書籍で。うちに紙の方もあるけど。一番好きな猫マンガ。現実的な描写も多いからか、ちょっと前のマンガだからか、読書メーターにもたくさん猫好きの方がいらっしゃる中、あまり認知されていないのが残念。みんなもっと読んで欲しい。幸せな猫生について考えさせられる。ちなみにうちのマサルとダイスケの命名はこのマンガから。

2018/02/27