内容説明
国際的スターの死に立ち会った二流の役者夫婦。売れない彼らがワイドショーのカメラに囲まれ亡くなったスターを語る。そしてドラマにCMにと仕事が舞い込むようになるが……。誰もが恐れる「死」をブラックユーモアたっぷりに描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かしまさ
3
死神...なるほど...! 最初は「らしくない」本だと思ったけどやっぱり清水味だった。2016/10/15
miwapicco
2
3度目くらい。亡くなった方を思う、そして気持ちの中への居場所を作るプロセスにとても共感。2015/09/02
miwapicco
2
亡くなった人の受け入れ方に大いに共感。死神、て感じる自分に大変為になるヾ(*ΦωΦ)ノ喜劇のつもりだったということですが、確かに喜劇になっている。2014/12/31
冬至楼均
2
以前に読んだときはホラーだと思ったけど、改めて読むとユーモアが感じられた。まあ思いっきり黒いけど。2011/01/10
ゆん
0
「死神」清水義範。御霊信仰って言葉や、人の死をきっかけにまた世の中が回る様子の切り取り方がとても面白い。10年以上前の本だけど、自殺、老人介護、尊厳死とかを身近に考えるには極めて生々しく、価値観の参考になります。2012/06/01